私の人生をかえてくれたゼラニウム

草花や木が大好き、眺めるのも育てるのもどちらも大好きです。
なにより、自分で言うのもアレですが、私のこの手はグリーンハンド…なんて勝手に思い込んでいます。

学校を卒業したばかりの若いころ、お勤めしていた週末の夜に必ず立ち寄った家の近所の花屋さん。

葉っぱと花の香りが、気持ちを優しくしてくれる…ある時そう気づいてから、花は私にとってかけがえのない癒しとなりました。庭も花壇もないような小さくて狭い家に住んでいたので、私にとっての花はいつも「切り花」で、花は消えもの、それが私の中の常識でした。

それでもバケツの中で水切りをして、小さなガラスの花瓶に花をさしていく時間は至福のひとときでした。

あるとき人から植木鉢をもらいました。けれど、その花はなんとも趣味と合わなくて、あっという間に枯らしてしまいまして…。
それ以来、私の頭の中には「鉢=枯れるもの」という式ができあがり、どんなお花屋さんにいこうとも、鉢植えを買うことはありませんでした。

そんなある日、偶然つけたテレビに映るスペインの街でたくましく生きる猫の姿…
そしてその猫の行く先々でこれでもか!というくらいの力強さで発色している鉢植えの花に目を奪われました。

なんて力強そうな花だろう。この花の実際を見てみたい

若い頃は本当に思い立ったが吉日女でしたので、翌日さっそくお花屋さんに駆け込み…

「スペインの人が育てている濃い色の花をください!」

そうリクエストしてみました。

唐突にやや興奮気味でワケ分からない注文をする当時まだ若かった私に向かって、ふんわりした雰囲気のお花屋のお姉さんは、おそらくこれではなかろうか?と嫌な顔ひとつせず私の背中にそって手を添えて案内してくれたその足元に赤とピンクのゼラニウムがありました。

30年前、私が自分で手にした初めての鉢植え…それがゼラニウムでした。

花は消えもの…
そう思っていましたが、たった一鉢のゼラニウムは私の人生を余るほど潤して、
こころの奥深くに根をはってくれました。

残念ながらいまは花を育てることがままならない状態です。
新しい家に引っ越しをしたら、お花屋さんへ行ってゼラニウムを買うつもりです。
そのときにはまた植える様子などもあわせて紹介させてくくださいね。

それでは本日はこれにて…
ごきげんよう…さようなら…

おしまい




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